塗料の基礎知識

塗料の種類

水性塗料油性塗料

塗料は大きく「水性塗料」と「油性塗料」の
2種類に分けることができます。
塗料は、顔料・樹脂類・溶剤から
構成されており、
その中の溶剤が水なら水性塗料に、
シンナーなら油性塗料になります。
最近の水性塗料は、油性塗料と変わらない耐久性を持つものも増えており。
そのうえ、安全で扱いやすいことから、
少しずつ水性塗料が主流になりつつあります。
水性・油性それぞれの
メリット・デメリットは以下となります。

水性塗料

メリット

  • 人体、環境に優しい
  • 価格が安い
  • 臭いが少ない
  • 引火する危険性が低く保存しやすい
  • 使用した道具を水洗いすることができる

デメリット

  • 時期に左右されやすく乾くのに時間がかかる
  • 剥がれやすく、ツヤが出にくい
  • 下塗り材が必要なケースがある

油性塗料

メリット

  • 時期に左右されず乾きが速い
  • 耐久性が高く剥がれにくいため長持ちする
  • 仕上がりが美しい

デメリット

  • 臭いが強い
  • 健康や環境に被害を及ぼす「VOC(揮発性有機化合物)」を含む
  • 火気に注意が必要

初心者におすすめの塗料は
「水性塗料」

初心者であれば、水性塗料が扱いやすい!

Point01

重ね塗りしやすく、万が一間違って
塗っても乾燥する前なら水で洗い流せる

Point02

水性塗料は乾きが遅いので
慣れない初心者でも焦らず塗ることができます。

回数を重ねてから、難易度の高い油性塗料に挑戦するとよいでしょう。

水性塗料の塗り方

コテバケ
ハケ
ローラー

必要な道具

主な道具としてローラー、ハケ、コテバケがあります。
ハケは狭い範囲や細かい部分で使い分けます。
ローラーとコテバケは広い範囲です。
特に、コテバケは、初心者でもムラなく均一に仕上がるのでおすすめです。

基本的な塗り方

STEP01

塗り始める前にまずは壁紙についたホコリやゴミ、汚れ、油分をしっかり取り除いて乾かしておきましょう。

STEP02

塗料の成分が沈んでいることがあるので乾き方や色のムラが出ないようにするため、塗料をしっかりかき混ぜましょう。

STEP03

混ぜ終わったら、ざっくりと全体に塗り、横方向・縦方向に平行に塗っていくとキレイに仕上がります。

STEP04

厚く塗りたいときは、1度に大量に塗料をつけるのではなく、その都度乾かしてから塗り重ねていきましょう。

水性塗料を塗るときの注意点

水性塗料は水に弱く、
乾くまでに時間がかかるため、
天気の良い日が続くことを確認してから使うとよいでしょう。 水性塗料を厚塗りすると、
乾くのに時間がかかり、
色ムラの原因になってしまいます。
また、厚く塗った箇所はシワやひび割れしやすくなるので注意が必要です。

塗料の選び方

水性塗料

使用場所

木製品の塗装室内壁家具 天井金具ドア手すり

室内で使用する場合は臭いや環境に配慮した水性塗料がおすすめです。ただ、フローリングなどの高い耐久性が必要となる部分は油性ニスやフローリングオイルを使用しましょう。

油性塗料

使用場所

屋外の壁金属コンクリートウッドデッキ ラティスベンチ

屋外など耐久性の求められる部分には油性塗料がおすすめです。
特に直射日光が当たる面や、下地が鉄部でさびが発生しやすそうなところは油性塗料がよいでしょう。

塗料についての
お悩みはプロに
ご相談を

水性塗料にも油性塗料にも、
それぞれメリットとデメリットがあります。
どのような塗料が適しているかは
塗る箇所によっても異なります。
「水性と油性どちらが良いか」の判断は初心者には難しいことが多いです。
ねたばでは塗料選びから施工も
ご相談可能です。
ぜひお問合せください。


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